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     3rd  SESSION
 ウェルズ
      ちらし
 

2000.11.16(Thu) - 19(Sun)


16 (Thu)     19:30
17 (Fri )     19:30
18 (Sat)     14:00     18:00
19 (Sun)     14:00     18:00

前売:2,500円  当日:2,700円
  
  
ザムザ阿佐谷
 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21 ラピュタB1
 TEL:03-3336-5440
 JR中央線阿佐ヶ谷駅より徒歩5分
  
  

  
  
STAFF
脚本横田  雄紀
演出秋葉  正子
舞台監督田中  冬生
照明佐久間  淳子  
音楽羽山  尚(Liquitex Blue)
音響長堀  博士    
映像田中  冬生
美術秋葉  陽子  
チラシイラスト三宅  信太郎
チラシデザインYELLOW BEAR
制作SPIRAL MOON
斎藤  敬子
CAST
最上  桂子
小林  奈保子      
山本  隆博            
田代  直子
小野  明子
新屋  信明
秋葉  正子
 
 
 
 
 

「ウェルズ」出演者です

 

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稽古場日記 10月13日(金)〜10月15日(日)
稽古場日記 10月16日(月)〜10月22日(日)
稽古場日記 10月23日(月)〜10月29日(日)

劇場での記念写真

 

 

ごあいさつ
横田  雄紀(脚本)
時間を巡る物語を書こうと思っていたら、記憶を巡る物語になってしまった。
でもこの二つはもしかすると同じなのかもしれない。
記憶に残る時間が過去で、記憶にない時間が未来なのだから。
それじゃあ忘れ去られた記憶は、どんな時間を漂っているのだろう?

35年生きてきて、なんと膨大な時間を忘れてきたことだろう。
そんなことを考えると、目の前にある現実が突然色あせて見えてくる。
いや、傍らから見れば色あせていっているのは僕の方なのかもしれない。
やがていつかすべてを忘れ捨てれば、僕自身もこの世界から掻き消えてしまうのだろう。

舞台の上にはまた別の時間が流れている。
セリフを憶えるという行為で築かれていく時間だ。
でも舞台を流れる本当の時間は、
そんなセリフを忘れてしまうところから始まるのではないだろうか。
今、役者の心から湧き上がってくる言葉で構築された時間。
そんな時間に少しでも近づきたくて、この台本を書いていたような気がする。
気がするのだが、
この舞台に立つ役者衆からすれば、
単に台本が遅れたることの言い訳にしか聞こえないだろう。
いや、それも半分当たっているのだが。
ごめんね、みんな。苦労させたね。

(これを書いた時点で台本はまだ完成せず。
 なのに文章は過去形。
 僕の前には不安定な未来が拡がっている)





観劇のお誘い

SPIRAL MOON主宰 秋葉正子

今年6月、インターネット・オークションの最大手、YAHOO Auctionにひとつの商品が
出品されました。

「タイムマシン」 (カテゴリー:「家電」)

限りなく未来的でありながら、また限りなく懐かしい響きにじっとしていられないか
つてのSF少女は当然のように熱狂し、オークション終了までの2週間程、その動向
をじっと見守りました。
ところが、100万円くらいなら買ってもいいかなと、あらぬ妄想にふけっているう
ちにあれよあれよと入札が殺到し、結局100兆円を突破するか!というあたりでぱ
たりと動きが止まってしまったのです。表示可能金額を超えてしまったのか、それと
もYAHOOがストップをかけてしまったのか。(私はタイム・パトロールに消去されたの
ではと疑っているのですが)
いずれにしても落札者は不明のまま、オークションは終了してしまいました。
あれはよくできたジョークだったのでしょうか。勿論その可能性が一番高いのでしょ
う。でも、少しだけ本当かもと思わせる何か(狂気と紙一重とも言える何か)があり
ました。だからこそ、あれだけ沢山の人が熱病に浮かされたようにアクセスし続けた
のだと思うのです。

もしタイムマシンを落札していたら。
思い出のあの時間を再び目の前にすることができたかもしれない。けれどそこで私は
重要なことに気づいたのです。それは「“忘れていたもの”しか思い出せない」とい
うことです。ああなんて当たり前のこと!! もし思い出がいつでも目の前にあった
ら、それは思い出ではなく“現実”なのですから。心のどこかにしまってあり、そし
て心の中にだけ蘇ってくるのが思い出というものなら、もうタイムマシンを私は持っ
ているのです。

1998年に旗揚げした SPIRAL MOON も、たくさんの方々の好意に支えられ、第3
回公演に辿り着くことができました。本当にありがとうございます。日常とはすり減
るばかりではないと信じたくて、毎回同じ題材を扱っている気がします。私たちのこ
ともいつの日か、100兆円払うことなく、ひっそりと思い出していただければ幸い
です。これからも暖かくご支援下さいますようお願い申し上げます。

実は冒頭の「タイムマシン」オークションには(タイムマシンの話だけに前後関係が
混乱するのですが)おまけの話があります。それは・・・
まだオークションが終了していない時点で再びタイムマシンが出品されたのです。
そこには「私は今、話題になっているタイムマシンを落札した者です。そのタイムマ
シンでここまで戻ってきました。100兆円の支払いのために、出品します」とあり
ました。

さて。
今は、誰が、どんな未来を手にするために、それとも過ぎ去った出来事を見つけるた
めに、タイムマシンの前にいるのでしょうか。

 

 







 
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