クルー

渋谷駅に、途中で段差の変わるエスカレーターがあるのですが、それ、酔っちゃうんです。 たいした段差じゃない気がするのですが、フワッとなった瞬間に、もう気持ちが悪い。

高校1年生の時、メチャクチャ恐いキヨタカ先生(理科)に「宇宙飛行士になりたいんですけど」と言ったら、少しびっくりした顔で「そうかー」とだけ言って走るように去っていきました。

ところが数日後に廊下で呼び止められて、宇宙飛行士の募集のこと(当時はまだ募集が始まっていなかった)とか宇宙開発事業団(当時はJAXAの前身NASDAだった)のことを、本当に丁寧に教えて下さったのです。 小学校から電車通学していた私は自分がどれだけ乗り物酔いが酷いか自覚していたので、まあそのあたりで宇宙飛行士は諦めなくてはならなかったのですが、今でも、多分永遠に、憧れています。

5月25日に野口聡一宇宙飛行士がJAXAを退職されると発表がありましたね。 記者会見の中でとても印象的な言葉がありました。

Millions way to die, One way to survive.
宇宙飛行士の間で時々話す言葉で、宇宙にいると死んでしまうような危険な場面はいっぱいあるが、生き残る方法は全員が宇宙船で帰るという、たった一つの方法しかない。

そう、そうなんですよね。

SPIRAL MOONは劇団というある種の継続性のある枠組ではないので、ひとつひとつの公演ごとにチームを組んで本番に向かいます。
そしてこれまで44回、私はその公演のメンバーを潜水艦のクルーに例えてきました。 限られた人数、限られた時空間の中で全員が力を合わせなくては生きて陸に戻る(無事に千穐楽を迎える)ことはできない、と。

今回のクルーもとても素敵です。

でもあと2週間でもっともっと、お互いを理解して物語に向かっていくことができるはず。
私は毎日、稽古場に行くのが楽しくて仕方ありません。
さ、今日も行ってきますー!!

◇◆秋葉舞滝子◆◇

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