僕らの番。

皆様こんにちは。林新太です。
『徒然なるままに…』
全公演無事に終演いたしました。
ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。

月組では学生を、星組では葛西を演じました。
長いような短いような、本当にあっという間の1ヶ月半でした。
13年前にSPIRALMOONさんで上演された『徒然なるままに…』を、SPIRALMOON第50回公演、そして戦後80年という節目の年に参加できた事を本当にありがたく思います。

さて、本作のテーマでもあった、決して生還することを前提としない、生身の人間による”必死”の体当たり攻撃である特別攻撃。

特別攻撃による戦死者数は陸海軍合わせて約6000人だそうです。
当時は、祖国のために命を捧げることが美徳だった時代ですから、特攻隊員に選ばれるということは最高の栄誉とされていました。
しかしその一方で、特別攻撃によって日本のこれからを担うはずだった多くの若い方々が、その尊い命とこれからの人生を失ったこともまた、紛れのない事実です。
現代を生きる僕には、”必死”の作戦を選択することしかできなかった事に、強いやるせなさを感じました。
しかし祖国日本を、命懸けで守り抜いた人々がいた事を我々日本人は決して忘れてはならない思います。
今の日本がある事を当たり前だと思わないこと。同じ過ちを繰り返さないこと。
今度は僕らが祖国日本を守る番です。

戦争を体験した方が少なくなってきているいま、後世にどう伝えていくのかを改めて考えさせられる、とても良い機会となりました。
いまだに争いの絶えない世の中ですが、いつかきっと真の平和が訪れることを願うばかりです。

☆公演情報はこちら☆
SPIRAL MOON the 50th session『徒然なるままに…』
【作】芳賀隆幸 【演出】秋葉舞滝子
何をやらせてもぱっとしない落ちこぼれの兵隊たちが集められ、与えられた任務は死地に赴く特攻兵が心残りなく飛び立って行けるよう芝居をうつ「送り屋」だった。怖気づき、尻込みして泣き叫ぶ特攻兵を笑い話にして憂さを晴らす送り屋たち。ところがその中からたった一人だけ、特攻隊員となるよう指令が下る。その時、彼らは…。
【出演】
◆月組:船戸慎士(Studio Life)、村上貴弘(Creative Company Colors)、城戸啓佑、戸谷和恵(GENKI Produce)、秋葉舞滝子、牧野達哉、塩見陽子、豊田真弓、林新太(株式会社エッグスター)
◆星組:高尾直裕、池田大輔(★☆北区AKTSTAGE)、モハメディ亜沙南、深夢、河嶋政規、菅野奈都美、最上桂子、林新太(株式会社エッグスター)、加藤卓海(劇団ひまわり)
【日時】2025年6月18日(水)~22日(日) 上演時間は約90分、途中休憩なし。
【場所】下北沢「劇」小劇場
【料金】日時指定 前売・当日:4,500円(当日受付は現金のみ)
【ご予約】SPIRAL MOON https://spiralmoon.jp/session-50
☆CoRichチケット https://ticket.corich.jp/apply/369368/

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