『銀幕心中』(2010年)

6月15日(月)から21日(日)まで、下北沢「劇」小劇場で開催するSPIRAL MOON玉手箱上映会で上映される作品を少しずつご案内します!

6月19日(金)15時開映(14時30分受付開始、14時50分開場)上映時間100分

『銀幕心中』 the 22nd session
2010年2月 下北沢「劇」小劇場
作:横田雄紀 / 演出:秋葉舞滝子
出演:牧野達哉、野村貴浩、鈴木勇太、田中新一、南雲則治、秋葉舞滝子
舞台監督:小沢真史 / 照明:南出良治 / 音楽:羽山尚 / 音響:齋藤瑠美子 / 舞台装置:星達也 / 道具:木家下一裕

ひとことメモ:
第20回下北沢演劇祭にお誘いいただき張り切って臨んだ作品です。 そのように選んでいるわけではないのですがSPIRAL MOONは和室、つまり畳の部屋の芝居が多く、それはつまり正座がついて回ると言うことなのですが、この『銀幕心中』は最初から最後までずーーーっと正座(途中でさらっと足を崩しちゃう役者もいましたが)で、稽古の洗礼はまず正座をクリアするところから始まりました。

舞台は昭和30年代の鎌倉あたり。当時の映画を見まくって言葉のイントネーションを真似したり衣裳を探したり、そんなことをしているうちは楽しかったのですが…稽古は…大変でした。大変じゃない稽古なんて無いんですが、この『銀幕心中』は本当に大変(筆舌に尽くし難い!)で稽古場の空気が暗くなり、そこでふと我に返った演出家から飛び出したのが名言「これ、コメディだから!!」です。その瞬間、役者達の体からいろいろな悪いものがふわっと抜けていきました。
物語の中で語られる映画を作ることの情熱と苦悩、それは私達が舞台の芝居を作ることと何ら変わりありません。役者達がぶつかっていた壁は、物語ではなく自分自身だったのかもしれません。100分ノンストップ。そう、人生は止められないのですよね。

同じ作品をこの短い上映会期間の中で(上演年や出演者が違うとはいえ)何故2度も流すの? それはね、好きだからです。苦しかったことも全部含めて。

ガイドラインに沿ってウィルス感染防止のため座席を各回20席限定としております。事前のご予約をお願い致します。入替制各2,000円
ご予約窓口→080−6594−1574(電話受付時間 11:00〜18:00)

劇場は各回ごとの換気、消毒をいたしますが、マスクは各自ご持参下さいますようお願い致します。また発熱等お加減の優れない方はご遠慮いただけますようお願い致します。
ご来場を心からお待ちしております!!

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