牧野です。
いよいよ千秋楽です。
時間をかけて、作り上げた作品が
今日で終わりを告げます。明日にはまたそれぞれの方向に向かって歩き始めるわけで。

先日、とあるひとりの役者さんが、(きっとただの一度だけ)「間」を崩してしまったことに、悔やみ、苛まれ、仲間に謝罪をしていました。
それはその方が、それだけの思いで役に対し、シーンに対し、作品に対し、演出に対し、仲間に対し、演劇に対し、内なる情熱を、覚悟を持って向き合い、戦って来た「証」だと思います。
物語だけでなくそういう想いが劇場には詰まっていて。取り返したくても取り返せない時間をお客様と共有できますよう願って。
最後のチャンス。

2022.6.19.
SPIRAL MOON
『小刻みに戸惑う神様』
千秋楽。