おかげさまで「晴耕雨読」全8ステージ無事に終わりましたー。
公演中日あたりから寒さが増して
やっと季節に追いつき
週末は雨にも恵まれてしまいましたが
そんな中ご来場いただいた全ての皆様に
心から感謝しております!

さて、ラストまわた日記ね。
今回チーム毎の稽古が多くて
全体揃っての稽古は飛び飛びで
たまに皆揃うと嬉しくて
劇場入りしてからも
舞台集合して
一緒にプランクしりとり大会したり
好きな歌選んで合唱したり
男子達、楽屋うるさい!と注意されるほどワイワイしてましたよ。

自分達の登場シーン以外も転換の為に
黒子として舞台袖に控えていたので
ずっと皆と一緒に走り続けたんだなぁ
と感慨深いものがあります。

各チームいろいろ紆余曲折あったと思いますが
9割方は2人でつくったんだと言っても過言ではない気もする
トシとの「雨のピクニック」チームのこと。

「僕はずっと環さんて呼んでるの気づいてますか?」からの距離感だったのが
私との稽古が進む中で
「心開きすぎです。」
「距離感近すぎます。」
「まだセリフかけ過ぎてます。」
「これは恋愛じゃない愛だと思うんです。」
と言われて普段ゆるゆるな私は
開きやすい心をなんとか閉ざしてやらねば!と
前半まるでロボットみたいな台詞回しと動きになっちゃったりもしたけど
最終的に舞台上で凪としていられるように導いてくれた。
彼との脳内旅行は楽しかった。

お互い思ったことはよく言い合ったなぁと。

千秋楽まで終えてみて
「お前は台本持って帰って覚えてこいよ」
「こいつ何やってんだよと思った」
「私が台詞噛んだからとかいいんだよ!」(ちなみに私達は「手術」が苦手ワードでした!)
と言われるくらいのとこまで行きましたけどもね。
ごめんねと思いながらも
そういうの好きだからたまらん。
てか、早く言ってよ!笑
次からは心を入れ替えてもっとがんばるよ…!

彼は自分より相手役がよく見えるようにと芝居していて
自分たちのシーンだけでなく作品全体のことを考えてる役者です。
彼を戸惑わせることの方が多かったと思いますけど
私にとっては合うとこも違うとこも含め
なんか全部が新鮮でありがたかった。

耕一は台本上にないシーン合間の登場回数も増えて
たくさん悩んでるの聞いて
気持ちの切り替えが大変そうだったのに
結局本番では毎回面白かった!
チーかま二本持ちは流石に吹きましたけど。
ホント油断ならない。

あ、台本上は男2と女2だったのですが
名前のない人は自分で名前付けてね!
とのミッションがありまして
田村耕一と凪になりました。

舞台上ではお互い名前を名乗らず
呼び合うこともなかったんですが
寝落ちするまで話す間に互いの名前は呼べたのかな?
でもやっぱり最後まで名乗らないのもなんか2人ぽいのかもね。

彼が珈琲を淹れてくれるあの時間が
たまらなく好きで。
稽古中から淹れてくれてたんだけど
毎回とても美味しかった。
普段カフェラテばっか飲む私ですが
彼のブラック珈琲はホントに大丈夫でした。笑

そんなこんなで
今回もまた素敵な出逢いに恵まれた作品になりました。
皆とたくさん笑いあって
涙も見ましたし
あちこちからときめきをいただきました。

また次に向かってがんばろ。
お互い元気な姿で会えますよーに!

あらためて公演に携わった全ての皆様
本当にありがとうございましたー!

凪役 環ゆら