こんにちは、先日、腰が痛くなった星です。
その日は腰が曲がったまま、ヨロヨロと稽古してました。
まあ、腰が痛くなったと言っても、大したことはありません。痛い所がない日などないのですから。肩とか、肘とか、足首とか、首とか…心とか…日替わりです。

腰に関しては完全にクセになっています。かの有名なギックリです。
初めてなったのは、バスのようなステップのある車から降りた時。原因が全くわからないのですが、降りていくとともに腰が曲がっていきました。確か3段…トントントン…クックックッ…って感じです。曲がった腰は戻りません。戻そうとすると痛いのです。
…昔、学校の教科書で見た「人類の進化」が浮かびました…その時僕は退化してましたが…。
「たま」 は「今日人類が初めて木星に着いたよ~ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ~」って歌ってました…「僕は木星に着いてないのにピテカントロプスみたいだよ。」とも思ってました。
一週間くらい経っても治らないので、マッサージ屋さんに行ってみると、「あ〜コレね。ギックリ腰ですよ。」と言われました。その時は、「動けるのにギックリとはいったい…。」と思ってましたが…。

数年後…。
漫画とかドラマとかでよくある…アレ。
「動けないけど、トイレに行きたい。」と言われ、大人2人がかりで抱えて、這這の体で狭い個室の便座に座らせたところ…「ズボンが下ろせない…。」と寂し気に言われ、仕方なくズボンもパンツも下ろしてやるハメに陥る…あの「ギックリ腰」が僕にも来ました。
場所は風呂。時は12月。
浴室で体を拭き、出る直前に何か忘れ物をしたことを思い出し、振り返った時に「ビシッ!」って…いや「ピシッ!」…いや「カチャッ」って。
まるでドアが閉まった時の様に、腰がロックされ全く動かない…。腰だけじゃなく、頭を動かそうとしても腰に「ビンッ!」と衝撃が走るので、指先すら動かすのが怖くて1ミリも動けない…真っ裸なのに。昔、大学の演劇部に入ったばかりの頃にやらされたストップモーションがいつまでも続く…真っ裸で。
風呂からあがったばかりとはいえ、時は12月季節は冬、風呂のお湯は抜いてしまい、暖房も入っていない。…そして全裸。
「凍死だ。このままでは凍死する。全裸凍死死体で発見されるのはハズい!」と、凍死阻止のためアドレナリン全開で、10歩くらいの距離を1時間くらいかけて何とか移動し、全裸のまま毛布を被って、寒さでガタガタ震えながら、その「ガタガタ」で、いちいち腰が「ビンッビンッ」と痛くて…もう…笑っちゃってました。「なにこれ!?」って。
で、笑うとまた振動するので、その振動に腰が「ビンッビンッビンッ」。
痛みと寒さと笑いの無限ループで、明け方にはグッタリだったのでした。

皆さん、コロナだけでなく、体には 色々 気をつけましょう。