大学生の頃、男2女1の仲の良い三人組の一人でした。二人は…一応…後輩、男は同い年のA君、女はひとつ下のBさん。
しょっちゅう一緒に遊んでました。
「Bさんが免許を取った!初運転だ!」とか言って運転させたら、5分後にブレーキを踏むのか甘くて、前の車にぶつけちゃったり…
一晩中A君と、一回百円でジャンケン勝負したり(確か2時くらいから6時くらいまでやっていて、何戦したか覚えていませんが、最大2500円くらいまで動いたけど、結果百円しか動きませんでした。腕振りすぎて、上がらなくなってました。)…。
皇居を周回しようと言って、スターレット(当時のトヨタのファミリーカー、スリードアの小さい車)でポルシェに勝負を挑んだり…。バカなことを沢山してました。
Bさんには別に彼氏がいて、僕達はそういう関係ではありませんでした。

ある時、Bさんが彼氏と別れました。
僕達は…気を遣っていたのか最早覚えていませんが…変わらず三人で遊んでいました。
ある遊びに行った帰り…飲んでいたんですかねぇ…疲れて、公園の、両面滑り台になっている山型の遊具に寝そべりました。「はあ〜風が気持ち良いねぇ」とか言って…。一頻りポツリポツリと喋った後、無言の時間が続きました。僕はコッチ側、二人はムコウ側です。
僕は「寝ちゃったかな?」と思い、体を起こしムコウ側を見てみると……

二人はキスしてました

……近所に唯一のラブホをバックに……。

僕は何をどうしていいのか、わからなくて、その場から逃げるようにチャリンコで帰りました。「帰るね!」と一言言って。

ああいう時は、何て言うのが正解、若しくは粋なんですかねぇ?今でもわかりません。
思えば、あれは青い春でした。

こんなことを思い出させる稽古が続きます

星 達也

因みに、翌日、二人は僕に、めちゃめちゃ謝ってました。

写真は河原で麻雀を打つ老人達
楽しそうだし、これも青春ですかね

2007/05/05 17:06