キネカメモリア

SPIRAL MOON the 48th session
2024年6月19日(水)〜 23日(日) 下北沢「劇」小劇場

…ねえ、終わらない映画ってないかな?
映画は終わりがあるから映画なんですよ。

横田 雄紀
演出
秋葉 舞滝子
出演
最上 桂子、河嶋 政規、佐藤 希洋(劇団ひまわり)、菅野 奈都美、あい
出口 綾夏、こんの かつゆき(劇団コピュラ)、城戸 啓佑、秋葉 舞滝子

感染症予防・防止対策について

  • 上演に際しまして各種ガイドラインに基づき、お客様、出演者、スタッフの安全を確保し、皆様に安心してご観劇いただけるよう最新の情報を確認しながら感染予防に努めております。
  • 次のいずれかに該当する方は、ご観劇をお控え下さい。
    • 発熱や悪寒、だるさや息苦しさがあるなど、体調のすぐれない方。
    • 身近に新型コロナウイルス感染症の陽性者、または濃厚接触者がいらっしゃる方。
  • 咳エチケットなどご協力をお願い致します。

公演スケジュール

2024年6月19(水)~23日(日)

6/19(水) 19:30
6/20(木) 14:00、19:30
6/21(金) 14:00、19:30
6/22(土) 14:00、18:00
6/23(日) 14:00

開場は開演の30分前、受付開始は45分前。上演時間約90分。

※受付での混雑を避けるためお早めのご来場にご協力下さい。

会場・アクセス

下北沢「劇」小劇場

  • 東京都世田谷区北沢2-6-6
    TEL.03-3466-0020
  • 小田急線 下北沢駅【東口】、京王井の頭線 下北沢駅【京王中央口】より徒歩3分

スタッフ

横田 雄紀
演出 秋葉 舞滝子
演出補佐 河嶋 政規
舞台監督 茅野 史生
照明 島田 康和(S.P.C)
音楽 羽山 尚(BloodーGoーRound)
音響 齋藤 瑠美子
美術 星 達也
チラシ画 秋葉 陽子
チラシデザイン 印田 彩希子
映像収録 齋藤 耕路((株)ユニコーン)、三上陽代((株)ユニコーン)
WEB管理 株式会社 マウントアンドカンパニー
企画製作 SPIRAL MOON
制作 最上 桂子
当日運営 今井 裕樹
Daddy Long Legs 小西 慶久
出演 最上 桂子
河嶋 政規
佐藤 希洋(劇団ひまわり)
菅野 奈都美
あい
出口 綾夏
こんの かつゆき(劇団コピュラ)
城戸 啓佑
秋葉 舞滝子
協力 蓬莱泉(関谷醸造株式会社)
Mr.Z
Plasma Attack
Krzysztof MARCISZEWSKI
冨永 哲

チケット

料金 前売・当日:4,000円(日時指定 自由席)※受付でのお支払いは現金のみの取り扱いとなります。※開演時間を過ぎますとご入場いただけない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
お問い合わせ 前売り開始日2024年5月13日(月)13:00~

SPIRAL MOON https://spiralmoon.jp
TEL 080-6594-1574
CoRichチケットhttps://ticket.corich.jp/apply/316694/

その他

お知らせ SPIRAL MOONでは聴覚障害をお持ちの方にも公演をお楽しみ頂けるよう開演前に脚本をお読みいただけるサービス(要予約)を行っています。詳細はinfo@spiralmoon.jpまでお問合せ下さい。
お断り
  • 未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
  • 上演中はつばの広いお帽子などはお取り下さいますようご協力をお願いいたします。
  • 客席内への飲食物の持ち込みはお断りいたします。
  • 上演中のメモ等はご遠慮下さい。

SPIRAL MOONとは…

SPIRAL MOONは演出家秋葉舞滝子を中心とする演劇ユニットです。
記録と記憶の間にある距離を噛みしめるような味わいの中に、
心の奥に埋もれている大切な想い、それを守り続ける勇気を繊細に描き続け、
2006年愛知県芸術劇場演劇フェスティバルではグランプリを受賞しました。
2015年6月には満を持して東京・大阪二都市公演敢行。
初の大阪進出で笑いのツボの違いに戸惑いつつ、大盛況のうちに幕を閉じました。

プロフィール

秋葉 舞滝子

秋葉 舞滝子

演出家、女優、写真家。自身が演出・出演するユニットとしてSPIRAL MOONを設立。
役者の創造力を信じ、それを最大限に引き出すことに全身全霊を注いでいる。
観客の観察力や想像力に訴える創作姿勢は、ライフワークとなっているベルギー、ポーランドの教会写真-SANCTUS-シリーズにも通じている。日本演出者協会会員。

横田 雄紀

横田 雄紀

1962年生まれ。脚本書き。
脚本作品は20世紀に自らの劇団七月前夜に『精霊』『硝子のエデン』『オフェーリア、ただ愛のために』『ゴーストストーリー』『千年の落日』『銀幕心中』を執筆。その後21世紀になってSPIRAL MOONに『銀幕心中』を提供。他に『ウェルズ』『デッサン』『キネカメモリア』などを執筆。
ただいまは静かに呼吸している、らしい。

最上 桂子 / MOGAMI Keiko

最上 桂子 / MOGAMI Keiko
  • 誕生日:11月20日
  • 出身地:東京都
  • 血液型:O型

最近の出演作品

  • 2023年11月 SPIRAL MOON『晴耕雨読』下北沢「劇」小劇場
  • 2023年08月 エレフセリヤ ελευθερία『紅蓮』神田 楽道庵
  • 2023年06月 SPIRAL MOON『雨の世界』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年06月 SPIRAL MOON『小刻みに戸惑う神様』下北沢「劇」小劇場
  • 2020年11月 SPIRAL MOON『物語のあるところ』下北沢「劇」小劇場

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『フェーム』
うーむ。あんまりガツガツ映画観てきてないし、タイトルとかも忘れちゃうんですが‥質問の答えになってないんですけど‥

懐かしくて定期的に観ちゃうのが、『フェーム』です。私の中で1番観てると思います。観る年代によって感じることが変わるから、それが面白い。見方って変わってくるんだなーとおもったり。
少し前に、『汚れた英雄』を観たんだけど、あら不思議。なんか、すんなり受け入れられました。はるか昔に観た時は、ちょっと‥だったんだけどな。
そう言えば、『スターウォーズ』も最初に観た時、ダメだったんです。ぽけっとしてしまい‥周りのみんなの熱に全くついていけなかったのを覚えています。みんなにボロクソ言われちゃいました。でもね、十何年後に観たら違ってた。
一体何が違ってだんだろうか?そっちが気になって気になって。まだ、これだ!って理由にたどり着いてないんですが、そんな事って皆さんはないですか?

その時々で、同じ作品でも感じ方が本当に違う。いつまでも同じカタチで残っていくのが映画だからそんな楽しみ方も出来るんだなーと。その時代時代で生きていくカタチがあるんだなぁって、歳を重ねて感じている事です。
まだまだ、これからもそんな発見があるんだろうなぁ‥。

河嶋 政規 / KAWASHIMA Masaki

河嶋 政規 / KAWASHIMA Masaki
  • 誕生日:11月16日
  • 出身地:神奈川県
  • 血液型:A型

最近の出演作品

  • 2023年06月 SPIRAL MOON『雨の世界』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年06月 SPIRAL MOON『小刻みに戸惑う神様』下北沢「劇」小劇場
  • 2020年11月 SPIRAL MOON『物語のあるところ』下北沢「劇」小劇場
  • 2019年11月 SPIRAL MOON『栗原課長の秘密基地』下北沢「劇」小劇場
  • 2019年06月 SPIRAL MOON『夜のジオラマ』下北沢「劇」小劇場

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『フィッシュストーリー』
元々は伊坂幸太郎さんの書いた短編集の1つ。
それが映画化されたわけで。

世間ではあんまり話題にならなかったのかなぁ。
話題にはなった気もするんだけど、今から15年前の作品。

ネタバレになるから細かいことは書けないが、小説が映画化されると原作の方がいいと言われがちな中、とっても良かった。

同じ伊坂幸太郎さん原作の『アヒルと鴨のコインロッカー』の制作スタッフが手掛けた。

「コイツ、原作読んだのか?つうか、どこを曲解したんだ」とか「よく原作者は許したな、読者を馬鹿にするな」と叫びたくなる映画化やドラマ化が増え続ける中。

この作品には原作への愛情と作家へのリスペクトが込められている。
是非ともご覧になってもらいたい映画。

佐藤 希洋 / SATO Masahiro

佐藤 希洋 / SATO Masahiro
  • 誕生日:9月27日
  • 出身地:宮城県
  • 血液型:B型

最近の出演作品

  • 2023年11月 SPIRAL MOON 『晴耕雨読』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年11月 SPIRAL MOON『触れただけ』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年03月 劇団ひまわり公演『夜曲 放火魔ツトムの優しい夜』シアター代官山
  • 2020年11月 劇団ひまわり公演『カラフル』シアター代官山
  • 2019年01月 劇団ひまわりシアターカンパニー「Smash」公演『マクベス』シアター代官山

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『ドント・ブリーズ2』
1を観て期待して2を観た時にあれ?何か作品の方向性変わってない…?って言うよくあるパターンなのです。
1は盲目のめちゃ強い退役軍人おじいちゃんの家にナメて入った泥棒3人組をどんどん殺していっちゃう系のスリルホラー
ただこれ、2になると前作では悪者だと思ってた老人が急に少女を守るヒーローになる訳ですね。
そう僕はそこが良い。
1では、話の通じねえやべえサイコだ!って思ってた老人が少女を守るためにボコボコ敵をやっつけていく、めちゃくちゃ強い、盲目、しかもおじいちゃん
凄い心がキュンとなったのを覚えています。これが俗に言うギャップ萌えってやつかと!
ホラーがアクションになってハートフルにもなる!

菅野 奈都美 / KANNO Natsumi

菅野 奈都美 / KANNO Natsumi
  • 誕生日:6月17日
  • 出身地:福島県
  • 血液型:O型

最近の出演作品

  • 2024年04月 劇団暴創族『ターミナルビル物語』新宿シアターサンモール
  • 2023年10月 劇団暴創族『雨乞小町物語』大塚萬劇場
  • 2022年11月 SPIRAL MOON『触れただけ』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年06月 SPIRAL MOON『小刻みに戸惑う神様』下北沢「劇」小劇場

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『サメデター』
私がおすすめしたい映画は『サメデター』です。友達と旅行に行った際、ホテルでZ級サメ映画を見てみたくなり評価の低い作品を選びました。
プレデターとはまったく関係なくストーリーが進み、そのストーリーもあるんだかないんだかわからないままぼーっとしてでも見れてしまう映像。そしてパッケージにいる大きいサメも出てこない。もうそろそろ映画も終わるけどサメは?戦ったりしないの?と心配になりつつなるほどこれがZ級サメ映画かと関心していると…なんと…最後の最後…やっっと…サメが!でた!!でかいサメが!でたー!え?『サメデター』ってそういうこと!?!
タイトル回収が大好きな私は大興奮!私の1時間15分(体感3時間)はこの瞬間の為にあったのだと喜びを感じました。
なーーんにもすることがない日、やる気のない日、心にとっても余裕がある日、明日も明後日もお休みの日の夜に、ぜひ!

あい / Ai

あい / Ai
  • 誕生日:10月6日
  • 出身地:香川県
  • 血液型:A型

最近の出演作品

  • 2023年12月 配信、ラジオ超!A&G+『メイドラ』 粧京
  • 2023年04月 配信ライブ『ROBO太なじみ』歌唱
  • 2023年01月 ライブ『あさがやドラムVtuberライブ Vol.03』 会場MC

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『サニー 永遠の仲間たち』
じわっと、「うん、頑張ろう。」と思えた作品です。
世間の評価はどうか分からないのですが、韓国で色んな賞を取られている映画です。

この映画は邦画でリメイクされた時に、「韓国でやっていたのもあるよ」とお友だちにオススメされて見ました。それまであまり韓流作品が(自分の中で食わず嫌い的なところもあって汗)刺さらなかったのですが、この映画を見たことを機に、その気持ちがほぐされて変わったかもなぁと思う映画でした。

元々ミュージカルやディズニー作品が好きなので、劇中でたくさん音楽が流れることも取っ付きやすかった理由かもしれません。

女の子のグループって、いつの時代もいくつになっても個性的でパワフルで、女の友情もいいなぁって感動もするし、元気にもなれるし、哀愁を感じたりするのもジーンとして好きです。

他の国でもリメイクされているようなので、それも今度見てみたいなと思います。

出口 綾夏 / DEGUCHI Ayaka

出口 綾夏 / DEGUCHI Ayaka
  • 誕生日:7月4日
  • 出身地:愛知県
  • 血液型:A型

最近の出演作品

  • 2023年07月 原神 観衆
  • 2021年05月 B-Project流星✽ファンタジア スタッフ

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『神様メール』
『神様メール』というコメディ映画ですね!
ベルギー映画って殆ど観た事ないなと思って観たんですが、余命を知ったらあんな感じになるのかぁ、とずっと笑いながら観ていました。
私が余命を知ったら…めちゃくちゃ猶予があればケビンみたいに実験してると思います。
誰も分からないなら私が突き止めてやるぜ〜!と、ノリと勢いに身を任せて(笑)

そういえば、観ている時は笑って済ませていたけど…主婦とゴリラは本当に意味分からないですね。

こんの かつゆき / KONNO Katsuyuki

こんの かつゆき / KONNO Katsuyuki
  • 誕生日:ひみつ
  • 出身地:ひみつ
  • 血液型:ひみつ

最近の出演作品

  • 2023年05月 劇団820製作所『なぜけもののわかさはにがいのか』神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI
  • 2023年04月 神奈川県演劇連盟『走れ!弥次喜多〜かながわ・ぶらっどらいん〜』神奈川県立青少年センター・紅葉坂ホール

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『オールド・ボーイ』
何故自分は15年間も監禁されたのかを追うバイオレンスミステリー。感銘を受けました。冴えない中年男性が監禁生活の中で誰がこんなことをしたのかと、己の罪を書き上げ、復讐に復讐を誓う。肉体改造や社会生活から隔離され、在る時急に解放されるサスペンス展開。そして徐々に明らかになる探偵もののお楽しみ、漫画原作とは異なるラスト、エンドロール音楽の余韻。王道の構造を持ちながら新しさを創造する韓国映画へのリスペクトは私の場合、この作品から始まりました!

城戸 啓佑 / KIDO Keisuke

城戸 啓佑 / KIDO Keisuke
  • 誕生日:10月10日
  • 出身地:神奈川県
  • 血液型:A型

最近の出演作品

  • 2023年12月 キクトコvol.3 『その先にある祈り』新宿シアターブラッツ
  • 2023年08月 TAK in KAAT演劇プロデュース『血の底』KAAT 神奈川芸術劇場(大スタジオ)
  • 2023年05月 インボイス制度を考える演劇人の会『演劇大変!どうなるインボイス?』ペーパーバックスタジオ
  • 2022年04月 劇団820製作所『(閉ざされた)世界で』テアトルフォンテ・ギャラリー

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『オーロラの彼方へ』
出演者の俳優でデニス・クエイドとジム・ガヴィーゼル位しか有名じゃないから?なのか(自分は観た当初、この二人しか知りませんでした)、余り知られていないんじゃないかと思いますが、大好きな映画ですし、もっと評価されて良い作品だと思います。

父親の影響で野球が大好きだった少年が、大人になり刑事となったが、何もかもが上手くいかない日々を過ごしていた。ある日、子供の頃に使っていた無線機が見つかり、起動させた事がキッカケで彼と彼を取り巻く周りの人達の人生そのものが激変していく。そしてそこには、ある連続猟奇殺人事件が絡んでいた。

と、短く説明しようとするのは難しいですね。この作品はSF、ミステリー、スリラー等、様々な要素がとてもバランス良く組み込まれているけど、家族の話です。エンディングが本当に大好きでして。観た方と語り合ってみたい。

この作品知ってる人、余り会った事無いんですが、オススメして観てくれた知り合いの感想は間違いなく好評です。

今回『キネカ・メモリア』観に来て下さったお客さんの中で、一人でも『オーロラの彼方へ』を観てくれる方が増えて下さったら、嬉しいです。

秋葉 舞滝子 / AKIBA Masako

秋葉 舞滝子 / AKIBA Masako
  • 誕生日:2月27日
  • 出身地:東京都
  • 血液型:O型

最近の出演作品

  • 2024年05月 劇団820製作所『なぜけもののわかさはにがいのか』神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI
  • 2023年11月 SPIRAL MOON『晴耕雨読』下北沢「劇」小劇場
  • 2023年06月 SPIRAL MOON『雨の世界』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年11月 SPIRAL MOON『触れただけ』下北沢「劇」小劇場
  • 2022年06月 SPIRAL MOON『小刻みに戸惑う神様』下北沢「劇」小劇場
  • 2021年12月 楽園王『脱兎を追う』d-倉庫

世間の評判とは関係なく自分的に大好きな映画

『ナインスゲート』
ロマン・ポランスキー監督の1999年のフランス/スペイン/アメリカ映画で主演はジョニー・デップ。ジャンルとしては…オカルト・ミステリーでしょうか。原作はアルトゥーロ・ペレス=レベルテ(スペイン)の小説『呪のデュマ倶楽部』。この小説の半分くらい、つまり原作タイトルにあるデュマ倶楽部パートがごっそりカットされての映画化です。

ポランスキー監督作品ならもっと他にあるでしょうよ、という呟き声が聞こえてきそうですが、私はこれが一番好き。嘘偽りなく、50回以上観ています。

理由1
この映画はジョニー・デップのベストアクトです。ジョニー・デップ出演作品と言えばもっと他にあるでしょうよ、という大声が聞こえてきそうですが、とにかく百聞は一見に如かず、これがベストと断言します。ええ!
ジョニー・デップ、嫌いじゃないんですが別にすごく好きというわけでもなく(だって私の神はキアヌだから)、海賊とか全く興味も無くて(観ましたけど)、でもとにかくこの『ナインスゲート』のジョニデは本当に最高です。頭が良くてズルくて弱くて…ヨレヨレのコートと布バッグと眼鏡と皺くちゃになったタバコ。誰か私の好みをポランスキーに教えた?ってくらいど真ん中。
他にもポランスキー監督のミューズであるエマニュエル・セニエ、『存在の耐えられない軽さ』のレナ・オリンもものすごく良いです。

理由2
ロケーション? セット?なんていうのが正解なのかわかりませんが、とにかく出てくる場所(室内も屋外も)が素晴らしく好み! 特に本屋とか図書館とか登場人物の書斎がたくさん出てきますが、もうキャラに合った本棚の描写にぐっときます。本好きには堪らない!
オカルト・ミステリーと書きましたが、それ、割とどうでも良いんです。革表紙の稀覯書や版画など、画面をぼんやり眺めているだけでも幸せな気持ちになります。
最後の方で登場する悪魔崇拝の儀式で使う黒いローブとかペンダントが安っぽく見えるのも対照的で良いの!

理由3
原作『呪のデュマ倶楽部』も面白いです、すごく。前述通り、映画『ナインスゲート』は原作のざっくり半分のパートなのですが、登場人物のキャラも少しずつ違います。
ジョニデの役も映画よりもっと…冷静というか…オタク度が高い? 映画で描かれている物語とは別ラインのストーリーもあるので複雑なのですが、私は映画と違うエンディングも好きです。

理由4
ものすごくイイ具合の双子が出てきます。
映画に出てくる双子って怖いじゃないですか、『シャイニング』とか『戦慄の絆』とか。でもね、『ナインスゲート』の双子は良いんです!(映画に出てくる)双子恐怖症を克服できるくらい。むしろ好きになります。これ覚えておいて!

次回公演情報

2024年11月13日(水)~17日(日)
演出:秋葉 舞滝子
下北沢「劇」小劇場

サポートスタッフ大募集

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サポート内容はチラシ折り込み、当日受付、ホームページのデザイン・管理、大道具小道具製作、パンフレット製作、タニマチなどなど。
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熱烈に、あなたをお待ちしています!