初日あけて、2日目の昼公演の時でした。

昼間出番のない私は、受付の手伝いでロビーにいてお客様をお迎えしていました。すると1人の男性が、杖をつきながら辿々しい足取りでゆっくりとロビーに入って来たのです。

「いらっしゃいませ…」と言いかけた瞬間、私は「あっ…!!!」と声を上げてしまいました。

何とその人は、去年、仕事先で倒れてICUに運ばれたという話を聞いたきり、生きているのかさえ分からなかった役者友達のM君だったのです。

奇跡的に生還した彼はリハビリを経て、最近やっと何とか杖をつけば歩ける様になったのだとか。

まだまだ両手も思うようには動かせず言葉もゆっくりしか話せませんが、こうして外に出ることが可能になった彼は、まず、小劇場の芝居を観たくて、公演情報を調べ、やって来たらしいのです。

私はこの事が…

言葉で説明することはできないのですが…

物凄く心に突き刺さって、書いてる今でも涙が出てきます。

死にかけて生還した人間がやっと何とか動けるようになった時に、まず、小劇場の芝居を求めた…という…

彼はニコニコしながら「面白かった」と言って、満足した表情でまた、ゆっくりゆっくり杖をつきながら帰って行きました。

ずーっとずーっと、この事が頭から離れないでいます。

言葉では説明できない『感覚』として、多分これからも、この事実はずっとわたしの心に漂い続けるでしょう。

コロナ禍の中、劇場に足を運んでくださいましたお客様、応援してくださった方々、劇場関係者の皆さま、スタッフの皆さま、

そして…素晴らしい共演者たち、

本当に本当にありがとうございました。

柔らかく、

あったかい、

大切な、

宝物のような時間になりました。

何処かで、また…

石井 悦子

すでに遠い昔のことのようです。

SPIRAL MOON「物語のあるところ」
ありがとうございました。

最後のまわた日記になります、
新貝紋加(しんがいあやか)です。

当たり前のことが崩れてから
初めて、お客様の前でお芝居をしました。

「家族の風景」作:横田雄紀
夫婦と娘の話。

18歳の高校生の娘・歩でした。

家族は、難しいですね。

誰もが少なからず経験があり、
誰もが知っているものだから。

小磯さんと秋葉さんと、
お話しさせていただく中で、
それぞれの家族観というものも垣間見ました。

100人に100通りの家族。
人生で、間違いなく影響を及ぼす1つだから。

私も一人っ子の娘なので、〝歩〟とは似たところもたくさんあり面白かったです。私はあんなにいい子じゃないけどな。

パパもママも大好きです。
でも、大好きって、言えるようになるには、
まだ歩も子どもなんですね、きっと。

「赤い靴」作:長堀博士
女2人芝居

この戯曲をやると、女優は生き生きして
目が血走って、口角がぐっと上がると思います。多分…。笑

最強の豊田真弓さんと
ご一緒させていただきました。

毎日が戦い、
毎日何しようか、どうしようか
考えるのが楽しくてしょうがなくて、

終わった今でも、まだアイデアが湧いてくるものだから、「おわったんだよ」と優しく自分に言い聞かせております。

こぎみよいコメディかと思いきや!
まさかの展開…

私の演じた女2は、
「実はこう見えてすごく不幸なんです」
と物語序盤で言い切っていたので

私は彼女が幸せになることを
ただただ願うのみなのです。
スキップしたから大丈夫かな。

これもまた、当たり前は当たり前ではないというお話かもしれない。

ちなみに私は、薬指で薬を塗るように
おじいちゃんに訓練されました。

さて、最後
「告白」作:かわしままさき

チーム若人 と呼ばれておりました。

青瀬さんと吉田さんとは、
稽古場でも、自主稽古でも、劇場に入ってからも、コソコソコツコツ練習しました。

この作品に出てきた、アンジェラ・アキさんの「手紙〜拝啓十五の君へ〜」という歌
私、実際に15歳の時に歌っていたので、なんだかそれが本当に懐かしくて、懐かしくて…

15歳の時は、15歳の気持ちでしか歌えなかったけど(いくら大人の自分を想像しても、結局それは嘘だから)
今は多少なりとも、大人の自分の気持ちで歌詞を読めるものですね。

こんなご時世だからできること
こんなご時世のけいでできないこと

私がもっともっと大人になったとき
2020年を振り返って、「不満ばっかり言っていたなぁ」はイヤなので。

できることを、
できるかぎり、
できる範囲で、
今だからできることもいっぱいある。

かわしまさん、
素敵な本をありがとうございました!!!!!!

さて、
公演が始まるころは緑色が残っていた公園も
すっかり黄色に染まっていました。

秋の夕方が大好きです。

日々の中にたくさんの数えきれないほどの物語が転がっています。
荒波の中では、足元の貝殻に気付くことも大変だけど、ちゃんと目を凝らして信じていれば見つかります。

だから!また!別の 物語のあるところでも、お会いできますように!!

その時は、お顔を見て、手を握って、もしくはハグして、「ありがとうございました!」と言えますように。
そうでないなら、それなりに。笑

本当にありがとうございました。
秋葉さん、また出してください〜笑

環ゆらです。

SPIRALMOON『物語のあるところ』に御来場いただいた皆様
応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。

おかげさまで誰一人かけることなく
当初から願っていた以上の形で
公演を終了することができました。

顔合わせから千穐楽までの約1ヶ月
とても楽しかったです。

タイトルは『赤い靴』で演じた女2の
私が好きな台詞です。
演出家からはここ命かけてねと言われたので
台詞の横に命と書き込みしてあります(笑)

どの作品にもたくさんの心に残る言葉や瞬間があって
言葉のない間すら何か伝える為の言語のように感じながら
舞台で生きられました。

皆と過ごした時間
稽古場の中と外で
オンラインで
公園で
駅のベンチで
まだもう少し話したくて
明日も話そう
見つめよう
そんな風に過ごせてよかった。

知っていたつもりでいたのに
また新しく出会い直したような気持ちになることがたくさんありました。

いつも公演が終わると寂しかったり
感傷的になる時もありますが
今回はふわふわと暖かい気持ちが続いてます。

これからたいへんなことがあったとしても
何かにときめいたり
ときめきを届ける場所に立てるように
元気に生きようと思います。

朗らかで面白くて可愛いくて
頼もしい共演者の皆
光と音で舞台を包んでくれた島田さんとるーちゃん
創作過程の様々な力になってくださった皆様

そして
皆と出会わせてくれたSPIRALMOONに感謝してます!

ホントにありがとうございました。
私たちきっとまた元気に会いましょう。

ゆら

どうも、吉田憲章です。
「物語のあるところ」ご来場くださいました方、応援してくださいました方、本当にありがとうございました。

初日の幕が開き、お客様から拍手を頂いた時は、震えて涙が出そうになりました。
やはり自分は、この板の上が大好きなんだと再確認させて頂きました。
この事に気づかせてくれた全てのモノに、心から感謝しています。

さて、物語も終わり、一旦日常に帰ってきた僕の最初にする事は、マッサージです。
身体を「役」から「自分」に戻す作業。
全身を、特に肩をぐりぐり揉んで、肩甲骨をばりばり剥がしてもらい、リセット完了。

さて、次はどんな物語と役に出逢えるかしらん。

その日をイメージして。

それでは!

『物語のあるところ』
無事に公演が終了致しました。
この状況下の中、
ご来場くださったお客様、
誠にありがとうございました。
「一瞬」であろうとも、楽しんでいただけてたら幸いです。

この場をお借りして、
スタッフの皆様、キャストの皆様、
「劇」小劇場様
そして
SPIRAL MOON様

ありがとうございました。

牧野達哉

余談ですが、
好きだった台詞。
「ありがとうって、俺ももっとやれるって、お前ももっとやれるって」
『桜井さん(仮)』より。

「一瞬あとには、ここにはない。」
『氷の解けた水』より。

『物語のあるところ』
無事完走いたしました♪ 豊田真弓です。

のような状況下にもかかわらず劇場で観てくださったお客様、
諸事情で劇場には来れないけど沢山の応援の気を送ってくださった皆さま、
共に戦ったスタッフ・キャストの皆さま、
本当に感謝です。ありがとうございました‼️

そして、舞台に、文字通り華を添えた台本たちにも感謝 (^^)

さて、SPIRAL MOONの公演といえば、
消えものあり(=舞台上で本物を飲み食いする!)が慣例なのですが、
さすがに朗読公演では行われず。

いやぁ、助かりました。
でないと、チキン南蛮とご飯とお味噌汁と…を、
毎ステージ数分で平らげなければいけないという、
とんでもないことになっていました。
朗読でよかった~(^-^;

しかし!です。
短編ものの朗読ということで、
各作品を複数チームで…ということになり、
のべ作品数はまあ恐ろしいことに‼️

朗読なので動かない分、少しは楽かも?
という思惑がおもいっきり裏切られました(^_^;)

でも、舞台でお客様を前にしたときの喜びは・・・、なんというか、
ただただ、うれしかったのです。
帰ってきた!って感じ。

生の舞台が当たり前にできるようになる日が早く戻ることを祈って!

また、劇場から物語を届けていきたいと思いますーーー‼️

牧野です。

人の想い、生き様、葛藤、
は美しい。
役者だけでなく、
舞台にドラマ、物語があるとしたら、
たくさんの人のそれが、力としてはたらいている。

演劇は救われて然るべきではないでしょうか。

『物語のあるところ』無事に終演しました。

不安な状況のなか、ご来場いただいたお客さま、本当にありがとうございました。

共演者の皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

沢山の幸せな時間をいただきました。
あっという間の1週間でした。

厳しい環境のなか、無事に公演を終えられた事に心から感謝いたします。

また、それぞれの場所に飛び立ち、再び、巡り会える事を願っています。

本当にありがとうございました。

写真は、紋加ちゃんに教えてもらった鳥♪

♪もがみけいこ♪

どうも、かわしまです。
ここまでご来場下さった皆さま、ありがとうございます。

1年前には想像し得なかった状況での公演も本日のステージを残すのみとなりました。

6月の上映会の時よりも少しだけ世界は前に進んでいるのでしょうか。

今出来ること、今しか出来ないことをご覧いただけることを願うばかりです。
まだ会えないあなたに、届け、この物語。

皆さまのご来場心よりお待ちしております。

◎かわしままさき◎

こんにちは、石井悦子です。

毎度のことながら、始まったらあっという間でした。

もう今日は千秋楽です。

あーーー、何書こう……

とにかく、みんな、ありがとう。

ホント……

ありがとう。

今日1日、よろしくね!

>『物語のあるところ』

『物語のあるところ』

2020年11月10日(火)〜15日(日)下北沢「劇」小劇場