脳に刺激を。
今回もよろしくお願いします、河嶋でございます。
歳を重ねると厄介なことに台詞の覚えがかなり悪くなるものでして。
10代の頃は手書きやワープロで作成した台本を使っていて、口立て(作家が稽古場で台詞を個々の俳優に与えていく)がある種、当然だったこともあって、覚えなかったら台詞が無くなるなんてことになっちゃうわけで。
そりゃもう必死でしたから、5行以内の台詞なら一回聴いて一発で覚えるなんて楽勝でした。
今、あれをやれと言われても、まず無理でしょうな。
で、今回はというと、なかなかの長い台詞がそれぞれにございまして。
「これ覚えられるのか?」ってのが最初の感想。
当然演出家もそんなことには気付いているから、スパイラルムーンでは珍しく台詞を入れようとしているわけです。
初期段階で台詞を適当に覚えちゃうと、あとから修正しにくいからっていう演出家の正論に立ち向かう術なんかなくて、脳みそを鍛える日々であります。
いつも喫茶店でコーヒー飲みながら、台詞を覚えてた僕が、今回台詞覚えスポットに選んだのが…。
漫喫ですよ。
平日の夕方はかなり空いているから、稽古前の三時間くらい入り浸って、台本を読むにはいい場所です。
飲み物もあるしね。
自宅だと、テレビを見ちゃったり、ゴロゴロしちゃったりしちゃうから。
その点、漫喫は漫画しか無いからね 。
その誘惑に勝てさえすれば、いい場所なんです 。
漫画、いっぱいあるからね。
いい場所なんです 。
◎かわしままさき◎