星です。
「あっ!」と言う間に、終ってから1週間…。
先週の本番が、遠い昔のようで、最早実感が薄れています。夢だったかと思えるほど…。
そうですね。昨年のことを思えば、夢のようです。
幸せな時間の中にいました。
昨年、配信でのお芝居というものが出現して、「ああ、こうして時代は変わっていくんだな…」と思ったものですが、自分にはやっぱり馴染めず、生で見るお芝居を諦めきれません。
きっと、これから先も技術は進歩し劇場に足を運ばなくても見られる…体感できる…ようになっていくのでしょう…。寂しい気もしますが、便利で良いことなのでしょう。
でもやはり、あの本番の空気…演者側の役者や照明さんや音響さんだけでなく、見ているお客様も一緒に作りあげている空気というものは、確かにあったのではないかと思うのです。(音楽のライブや、お笑いのライブのように、わかりやすい空気ではありませんが)これだけは、実際に現場に来なければ味わえないものではないかと…。そしてそれは、記録できるものではなく、記憶でしか留めることができない…そういう、ある意味儚いものが素敵だと思うのです。

儚い…いい漢字ですね…人の夢で儚い…いい得て妙です…すみません、浸ってました。

今回の「たましずめ」も記憶に残る作品になっていたらいいなぁ。少なくとも自分の記憶には刻まれています。またそういった作品に携われたらいいなぁと思うばかりです。

ご来場いただきましたお客様、関わっていただいたスタッフの皆様、共演者のみんな、秋葉さん、本当にありがとうございました。