皆さんこんにちは、市川歩です。
つい先日いつもとは違う稽古場での稽古がありました。場所が違えば広さも違う。メンバーは同じでもそれだけ何か感覚が変わってくる…。それを本当に実感しました。
いつもやっている事が出来なかったり、雰囲気というんですかね、やっている内容は同じなのに全く違うものに感じてしまう…。

お芝居をやっていると「いつも通り」ってこんなに難しかったかなってなります。日常生活では意識せずにやっていることを意識的にやって、でもそれは意識的には見えないように自然にこなさないといけない…それが本当に難しいなって思います。
例えば電車のつり革ってどれくらいの位置にあったっけ? 電車が動き出すとき、止まるときはどっちに重心がずれるんだっけ? などなど、普段は自然に体が反応してくれることを、板の上では表現しなければいけません。無意識にやっていることを意識すると不自然になっちゃうし、けど意識を全くしないでいるとそもそもそこで起きる反応が起きなかったり…いやー難しいです。

でも役者のいいところは良かった出来事はもちろん、悪かった出来事もお芝居に還元できることかなって思います。上司に怒られたら普通は嫌な思いをして終わったりすると思いますが、役者はその時の感情を覚えておいて、お芝居に活かすことができる職業です。僕はまだまだ未熟ですが、全てが糧となる!って思って生きています。何にでもプラスにできる「役者」って職業は改めてすごいなって思います。

今月も残り10日ともう残り日数は少ないです。来月に入ったらそれこそすぐ本番を迎えます。体調管理に気をつけつつ、今できることをひたすらにやり続けていきます。

>『物語のあるところ』

『物語のあるところ』

2020年11月10日(火)〜15日(日)下北沢「劇」小劇場