「夜のジオラマ」グランドデザイン

ひと月程前から稽古が始まり、あとひと月程で千秋楽を迎える。

SPIRALに参加するのは二年半振りだが、その間に大きく変貌を遂げている部分もあれば、変わらず根を深く伸ばしている部分もある。

先日、音羽屋が幼き子に芸を伝承させるべく奮闘する姿をTVで拝見したのだが、SPIRALの稽古場と通じる部分を多く見られた。

厳しく指導しながらも、モチベーションを下げないようにしないといけない。
嫌だって言われたら終わりですから。
歌舞伎の面白さを伝えたい。
共に同志となるべく、育っていってほしい。

我が子でも壮大なチャレンジなのに、SPIRALは初めましての人にも挑んでいる。

街でスカウトされて芸能を始めた訳ではないのだから、そこを補って余りあるものを培っていかないと単なる青春の思い出になる。

20代の頃、よく師匠に言われました。

「一年ののちの私の横顔は何を見ている誰を見ている」
こんなサラダ記念日があった気がします。

どう、していたいのだろうね。。

ではでは、「夜のジオラマ」
どうぞお楽しみにー!

野村貴浩


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